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缶バッジ製作に関する問題

上下の蓋はかしめません?!

 弊社の円形缶バッジマシンセットを数年前にご購入していただいたお客様から、以前はプレスがうまく行っていたのに、しばらく使ってないとプレスしても、上下のパーツはかしめません。パーツの形状は変わったのか、それともアタッチメントの規格はパーツの対応できなくなったのかと連絡を数件受けました。

 電話やメールでのご連絡をいただいたので、直観的に製作過程を把握するため、缶バッジプレス工程においてのアタッチメントの動作状態などが分かる写真や動画をお客様に求めました。送られてきた写真や動画を拝見したところ、バックパーツ用B金型(アタッチメント)の中に付属の専用ワッシャが使われていないことに気付きました。

 専用ワッシャの使用をアドバイスしたら、プレスがうまく行きました。中には製作の担当者が変わって、ワッシャーそのものの存在すら知らなかったり、マシンの管理が適当でワッシャーそのものが無くなったりするケースもありました。マシンに付属の取説を読まれたうえ、製作に取りかかていただきたいと存じます。

 嘗て、一眼レフカメラの全盛期にニコンというメーカーはファインターやレンズなど取り外しや交換のできるシステムを開発しました。レンズが古くても、自動焦点合わせ機能は使えませんが、AF仕様のカメラに付けられます。それと同じように、弊社が取り扱っているTALENTの缶バッジマシンも金型の交換でいろいろな形状やサイズの缶バッジを製作することができます。同じ金型でも、プラスチックと金属パーツの両方に対応ができます。本体一台で、バリエーション豊富な製作展開は可能にしました。

 リーズナプルな価格で、より良心的、製作幅を広げるシステムのため、円形のアタッチメントにおいて、32mm、37mm(旧タイプに限る)、44mm、56mm(旧タイプに限る)、58mm、75mmなど、金属バックパーツの専用ワッシャーを付属しています。ワッシャーは厚さを調整するもので、普通のZピンや安全ピンパーツはスチール製で、すこし低いため、B金型の中に予め、一枚をセットしたうえ、プレスする必要があります。キーホルダーやマグネットクリップなどプラスチック製パーツの場合は、バックパーツそのものはやや高めなので、ワッシャーは不要です。

 ワッシャーの形状と材質は下記の写真をご参考下さい。また、なくした場合は下記リンクからご購入下さい。

https://www.luckyprint.net/shop/products/detail.php?product_id=425

           SD金属バックパーツ用ワッシャー

 ちなみに、37mmと56mm金型に関しても、数年前までに弊社が販売しているマシンセットやアタッチメントにワッシャーを付属しているものもありますが、現行販売しているものは金属バックパーツ対応仕様のため、ワッシャーを付属しません。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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