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天声人語&世説新語

覇権維持の根回し・・・その三

 ウクライナへの「戦争継続助成金」400億ドルは共和党の多くの議員の反対で、国会を通せず、棚上げされている中、今年11月にアメリカとアセアンの関係を「実質的且つ互恵的な全面戦略パートナシップ」に格上げされる予定です。

 昨年12月に米国で開催された「民主主義サミット」、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、今年4月26日にドイツの米軍基地でオースティンアメリカ国防長官が主催した40カ国の国防会議など、ヨーロッパにおいては対ロシア、アジア太平洋においては対中国というアメリカが描く世界分断の根回しという印象が強いです。もちろんアセアンも「踏み絵」を迫って取り込みたいのですが、400億ドル巨額のウクライナ支援と対照的に、東南アジア連合にインフラ整備、安全保障、クリーンエネルギ及びにコロナ対策に1.5億ドルと支援を打ち出しました。単純にアセアン10カ国で割ると各国に1500万ドルにしかなりません。

 ウクライナへの支援ですぐ8億ドルや10億ドルの捻出で、話題になりましたが、各国の支援によって「NATOの代理戦争」を遂行されているため、武器の扱いも荒く、消耗も激しいらしいです。1週間で1億ドルの戦費が必要という試算もあります。ジレンマになりますが、西側のウクライナ軍事支援を続ける限り、自国の経済負担も消耗も堪えられなくなる可能性があるのではないでしょうか。1.5億ドルの支援にアセアン諸国は「米国の誠意」を感じられるのでしょうか・・・。しかも「米国」と「中国」のどちらにも偏らず、東南アジア諸国は平和的な経済発展を目指すのが本音ではないでようか。また、近年中国の投資や市場拡大のお陰で、アセアンのインフラ整備と経済発展に大きく寄与をしてきたのも事実です。

 来月、南北アメリカの国々は一堂に会す「米州首脳会議」がロサンゼルスで開かれる予定です。移民、環境、民主主義について協議しますが、域内のキューバとベネズエラはロシア、中国と関係が深く、ニカラグアも米国の警告を無視し、中国との国交樹立を実現し、台湾と断交したため、米国の顰蹙を買われ、この三か国を招待しないという「噂」が流れています。ロペスオブラドールメキシコ大統領は5月10日、米国が長年のキューバへの封鎖や圧力は国際ルールの無視として、域内のすべての国が招待されなければ出席を見合わせる意向を示しました。アルゼンチンやカリブ海地域の国々も特定の国排除を反対すると表明していますし、ブラジルのボルソナロ大統領も側近に欠席の可能性を示唆しています。

 「米州首脳会合」は私物化の「米国首脳会合」に性質を変更してはならないと一極主義か多極主義かについては、米国覇権を拒否する形とも言えるのではないでしょうか。

 

 

株式会社中和 ラッキー プリント 社員一同

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